高遊外売茶翁顕彰会

　今年はコロナウイルス感染症による緊急事態宣言に伴う臨時休館があり、ステイホーム中に、アッという間に春が通り過ぎ、夏がやってきた感があります。

　先日、いつも肥前通仙亭におみえのお客様から手作りの差入れを頂きました。夏の和菓子『水無月』です。
『水無月』は京都発祥の和菓子で、小豆の赤い色が邪気を祓うとされ、京都では夏越の祓が行われる6月30日に、1年の残り半分の無病息災を祈念してこれを食べる風習があります。
さっそく、コロナ終息を願いつつ、美味しくいただきました。

　コロナウイルス感染症はまだまだ予断を許さない状況ですが、先日もお知らせしました通り、肥前通仙亭では、換気と消毒・ソーシャルディスタンスに配慮しつつ『売茶翁ゆかりの宇治萬福寺の写経でコロナの終息を願う』を開催中です。
一日も早く、平穏な日々が戻ってくる事を願っています。