高遊外売茶翁顕彰会

　NPO法人高遊外売茶翁顕彰会発足１５周年を記念して　「佐賀で開く『若冲と売茶翁展』を目指して」の講演会とシンポジウムが、11月28日に開催されました。
　講演会は若冲ブームの仕掛人と言われている、美術史家の狩野博幸氏が「若冲にとっての売茶翁」を講演され、若冲がいかに売茶翁から影響を受けたのかを熱弁。会場からは驚きの声が聞こえました。
　また、講演を受けて、「若冲と売茶翁展を佐賀で開催しよう」とのシンポジウムが、パネリスト、佐賀県立美術館副館長　福井尚寿氏・武雄歴史資料館　川副義敦氏・佐賀大学芸術地域デザイン学部准教授　花田伸一氏と本会の川本喜美子で展開されました。
　登壇者と２５０名の会場がひとつになり、売茶翁は佐賀の偉大な文化遺産であることを再確認され、佐賀での「若冲と売茶翁展」の開催に進む方向を、皆さんで確認できる貴重な講演会となりました。15年の歩みの中では、大きな一歩となりました。
　さらに、肥前通仙亭に売茶翁の真筆や資料を寄贈されている、寺崎正氏（古美術　白水）が今回は参加できないのでと、「売茶翁茶を飲み、翁を偲んでくださいと」、参加者全員にお茶が寄贈されました。本会の１５年の歩みは皆様のお力添えであることを再確認いたしました。有り難うございました。