萬福寺松蔭堂(重要文化財)改修工事にあたり、堂内整理中に隠元禅師遺品のなかに来日時(1654年)に携えてきた朝顔の種が数粒見つかりました。 当時の宗務総長・浅井聖道氏が2012年に種を蒔き丹精こめて育成した処、358年の時を越えて発芽しました。 発芽結種した種を2014年萬福寺で開催した〔万福寺に蘇る売茶翁の一茶壺〕茶会の記念に浅井聖道氏より8粒種譲り受けた朝顔です。 隠元禅師が携えた種子を1代目、浅井氏が採取した種子を2代目、肥前通仙亭の朝顔から採取する種子が3代目となります。