高遊外売茶翁顕彰会

令和4年前期　第5回　おもしろ学講座
講座テーマ：組織（くみおり）から鹿島錦・佐賀錦へ　
講師：佐賀大学芸術地域デザイン学部　准教授 石井美恵 氏

今回の講師である石井先生は2016年に佐賀大学地域デザイン学部に着任され専門は染色文化財保存修復学、着任前は東京文化財研究所の客員研究員としてアルメニア、エジプトで保存修復技術を教えられフリーランスの染色品修復家として東京国立博物館のアイヌ装飾、国立西洋美術館のゴブラン製タペストリーを修復をされています。メトロポリタン美術館染織品保存部勤務経験もあり佐賀に赴任されてからは、佐賀錦の歴史について研究を始められ、あまり研究されていない面白い佐賀錦の歴史をテーマにお話ししていただきました。

内容：鹿島保存会代表で104歳にして現役の織り手である樋口ヨシノさん（鹿島市）の証言に基づき、鹿島錦の歴史と現況をたどる記録映像を、佐賀大学が制作。江戸末期から続く伝統を次世代へ継承する「鹿島アートプロジェクト」の一環で石井美恵先生により監修。